将来の「算数力」を伸ばすため、幼児期にできる5つのこと

将来の「算数力」を伸ばすため、幼児期にできる5つのこと

2020年5月1日
education

「読み・書き・そろばん」という言葉が昔からあるように、国語力と同等に大切なのが「算数力」。

算数力はテストで良い点を取るためだけでなく、日常生活や社会人になったときの能力としても非常に重要です。

今回は「算数力の大切さと、幼児期から算数力を伸ばすためにできること5つのこと」をご紹介します。

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「算数力」はなぜ重要?

算数力はなぜ大切なのでしょう?その理由をご説明します。

1.筋道を立てて物事を考えられるようになるから

数や図形など算数の基本的知識を身につけることで、日常生活に起こる出来事に見通しを持てるようになります。

筋道を立てて物事を考えることは、社会生活において重要です。(※1)

2.基礎知識・思考力・判断力が高まる

算数の学習をすることで、基本的な知識・能力を身につけることができます。 同時に、思考力・判断力・表現力が高まることも期待できます。これらの能力は算数以外

の教科にも必要な力であり、社会生活を送る上でも重要なものです。(※2)

3.分析・課題解決する力を育成できるから

社会生活ではデータを収集・分析し、課題解決することが求められる場面があります。

算数学習は数学的に考える能力が育つため、このような力も育成できます。(※2)

「算数力」を伸ばすため、幼児期にできる5つのこと

幼児期は算数を勉強ではなく「遊び」として取り組むことができます。楽しく学べるこの時期に、算数の基礎を身につけましょう。就学前にできる5つのことをご紹介します。

1.おやつで算数の基礎を学ぶ

子どもの好きなものを活用すると、集中して取り組みやすくなります。幼児期に興味を引くものと言えば「おやつ」ですよね。

おやつを使って、数の数え方や足し算・引き算・掛け算・割り算・数のかたまりなど、算数の基礎を身につけさせましょう。

おやつを使って数を数える

おやつを一つずつ数えながら、お皿に置いていきましょう。1歳頃から行うことができます。

おやつを使って足し算・引き算

「2個のラムネに1個増やしたら、何個になる?」と、実際にラムネを見せながら聞いてみましょう。クイズのような楽しい雰囲気で行うことがポイントです。

おやつを使って掛け算・割り算

兄弟や親と一緒に食べるときに伝えやすいでしょう。「4個のビスケット、ママと2人で分けたら何個ずつ食べられるかな?」などと言葉掛けしてみましょう。

おやつで数のかたまりを覚える

数のかたまりとは、「10は何と何の数字で出来ているか」ということです。これが理解できるようになると、繰り上がりや繰り下がりの計算へスムーズにステップアップできます。

10個のおやつを用意し、どのようなパターンで分けられるか子どもと一緒にやってみましょう。

2.ごはんの時間に対応していることを学ぶ

モノとモノとを対応させることによって個数を比べることは、算数の基礎知識となります。(※1)

ごはんの時間は対応していることを学ぶチャンスです。コップを3つ、ストローを3つ並べ「どちらも3つ」であることを伝えたり、お茶碗を4つ、スプーンを4つ並べて「どちらも4つ」であることを伝えたりしましょう。(※3)

3.車のおもちゃを使って「何台目」と「何台」の違いを学ぶ

「目」がつくだけで数字の意味が大きく異なります。位置を示す数の表現の仕方を教えましょう。

まず、車のおもちゃを何台か並べます。「赤い車は前から何台目?」「前から3台の車を動かして」などと言葉掛けし、繰り返し遊ぶことで子どもが理解できるようになります。

4.お風呂遊びで「量」を学ぶ

量の測定や体積の比較も、算数の基礎知識として大切です。お風呂はたっぷりお湯があるため、「量」について学ぶチャンス!

お風呂にメモリがついた計量カップを2つ持っていきましょう。計量カップにお湯を入れ、「どちらが多いかな?」などとクイズを出します。

年齢が上がったら、2つの計量カップに100mⅬずつお湯を入れ「足したらいくつになる?」など、足し算・引き算を取り入れることも良いでしょう。

5.日常生活で上下・左右・前後を伝える

算数の基礎は数に関することだけではありません。上下・左右・前後など、位置を示す言葉を正しく使うことも重要です。

子どもにすぐ伝わるよう、簡単な言葉を使ってしまいますよね。例えば、「テレビのとなりにあるリモコン」など。

これを「テレビの右に置いてあるリモコン」と言い直しましょう。日常生活の中で伝え続けることで、自然と上下・左右・前後が理解できるようになるでしょう。

まとめ

今回は算数力の重要さと、算数力を伸ばすため幼児期にできる5つのことをお伝えしました。

遊びや日常生活の中で行うことで、算数に対する苦手意識がなくなり、将来の算数力につながることが期待できます。ぜひ取り入れてみてください。

【参考】

※1文部科学省「第2章 各教科 第3節 算数」

第2章 各教科 第3節 算数:文部科学省www.mext.go.jp

※2 文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 算数編」

https://www.ice.or.jp/tokushi/skpack/4_kyozai/1_sansu.pdf#search=’%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%A8%E3%82%82%E3%81%AE%E5%AF%BE%E5%BF%9C+%E7%AE%97%E6%95%B0′

※3 千葉県総合教育センター 「1_sansu.pdf」

https://www.ice.or.jp/tokushi/skpack/4_kyozai/1_sansu.pdf#search=’%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%A8%E3%82%82%E3%81%AE%E5%AF%BE%E5%BF%9C+%E7%AE%97%E6%95%B0′